猫伝染性腹膜炎(FIP)という病気をご存じですか?
FIPは致死率の非常に高い病気で、有効な治療方法がないと言われていました。
😿😿😿
9カ月のねこちゃん お腹が張っているとの主訴で来院されました。
体は痩せているのに、腹水が溜まってお腹が張っていました。
👆エコー検査:写真中央が腎臓 腎臓の上に黒く見えるのが腹水です
👆レントゲン検査:腹水が溜まって臓器が見えません
症状と精密検査、外注検査の結果を合わせて猫伝染性腹膜炎と診断。
この病気に対して、新型コロナウイルスの治療薬「モルヌピラビル」が有効であるとの報告があり、使用することにしました。
1月16日から内服を開始、治療開始前に4.08kgだった体重は、腹水が減り、2月2日には3.68kg
飼い主さんから、投薬を始めてから朝目覚めた瞬間から馬のように走り回っています!!(すごく元気があります)との報告をいただきました😸
私たちが苦しんだ新型コロナウイルス。その治療薬のおかげで、有効な治療方法がないと言われていたFIPも乗り越えることができそうです。
👆写真左:治療開始時 👆写真右:内服開始中 お腹の張りが減りました
※掲載にあたり、飼い主さんから許可をいただいています。